Sunday, April 13, 2025

錦鯉関連の業界団体まとめ

さて、カリフォルニアに住んで錦鯉のイベントに参加する私が業界構造ってどうなってるんだろうと興味を持って調べてみたので下記にまとめてみたいと思います。やっぱり自分一人で錦鯉を好きでいるより同じ好きな人たちと色々話したり学びたいですからね。さて、今日は実際にお店に行って色々相談してくる予定です。


全日本愛鱗会(ZNA: Zen Nippon Airinkai)

  • 会員の中心
    主に趣味の愛好家(ホビイスト)が中心。飼育者同士の情報交換や、飼育技術の向上を目的としています。

  • 活動の特徴

    • 地域ごとに支部(チャプター)を持ち、地元でのコンテストや勉強会を開催。

    • 国内外の支部同士の交流が盛んで、会員同士が連携して情報共有を行っています。

  • 海外支部の有無
    あります。アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界各国に多数の支部が存在し、国際的に愛好家コミュニティが広がっています。

ポイント

  • ホビイスト寄りの団体で、世界中の愛好家ネットワークが強い。

  • コンテストやイベントが多く、初心者からベテランまで気軽に参加しやすい雰囲気が特徴。


全日本錦鯉振興会(Shinkokai)

  • 会員の中心
    養殖業者(ブリーダー)やディーラーなど、プロフェッショナルな業界関係者が中心。

  • 活動の特徴

    • 品評会の開催や品種改良の支援、品質基準の策定など、生産・流通の最前線で活動。

    • 特に「全日本総合錦鯉品評会」を主催し、国内外から高品質な錦鯉が集まります。

  • 海外支部の有無

    • 公式に「支部」という形で海外に展開している例はそれほど多くないですが、海外の業者やディーラーが会員として参加するケースは増えています。

    • 海外の錦鯉ショーやイベントに共同出展するなど、国際的な活動は盛んに行われています。

ポイント

  • 業者・プロフェッショナル向けの団体で、国際的な品評会や市場開拓に力を入れている。

  • 海外支部というより、海外のブリーダー・ディーラーが参加しやすい環境を整えている。


日本錦鯉輸出組合(Japan Nishikigoi Exporters’ Association, JNEA)

  • 会員の中心
    日本国内の錦鯉輸出業者や関連企業が主体。

  • 活動の特徴

    • 検疫や輸送など、海外への輸出に関するノウハウやルールの整備・共有を行う。

    • 国際的な法規制や検疫条件への対応、輸出促進のためのPR活動。

  • 海外支部の有無

    • 基本的には国内組織。海外現地で「支部」を運営しているわけではありません。

    • ただし海外のバイヤーや現地輸入業者との連携は緊密で、海外イベントへの出展や共同プロモーションなどは積極的に実施。

ポイント

  • 輸出・貿易面に特化した団体で、海外販路の拡大や安全な輸出体制を整備するのが主な役割。

  • 輸出の実務(検疫・物流など)に特化しているため、海外支部という形よりは現地のパートナーやバイヤーとのネットワークを構築している。


それぞれの主な違い

  1. 会員構成・目的

    • ZNA(全日本愛鱗会):愛好家主体で、各地に支部を持ち、趣味として錦鯉を楽しむ人々をつなぐ。

    • Shinkokai(全日本錦鯉振興会):プロの養殖業者やディーラーが中心で、品評会や国際基準づくりなど業界を支える。

    • JNEA(日本錦鯉輸出組合):輸出業者が主体で、海外への輸出促進や物流・検疫面での支援が主な活動。

  2. 海外への展開

    • ZNA:世界各国に支部やチャプターがあり、広範囲な国際的ネットワークを形成。

    • Shinkokai:公式な海外支部は少ないが、海外業者も会員となり国際イベントに積極参加。

    • JNEA:海外支部はなく、輸出先のバイヤーや現地企業との直接的な連携に注力。

  3. 活動内容のフォーカス

    • ZNA:飼育者のための情報交換、地域のコンテスト、コミュニティ形成。

    • Shinkokai:品評会の運営、品種改良・品質基準の確立、業界の国際交流。

    • JNEA:海外市場への輸出サポート、検疫・物流の整備、海外展示会でのPR。

 

Sunday, June 2, 2024

日本の錦鯉の産業の歴史と1980年代の欧米市場への進出

 

   さて、前回は輸出産業としての錦鯉の記事を書きましたが、その欧米市場への進出についてかいてみたいと思います。

1980年代の欧米市場への進出

1980年代になると、日本の錦鯉は欧米市場での需要が高まりました。特にアメリカとヨーロッパでは、日本からの輸入錦鯉が高い評価を受け、多くの愛好家が増えました。

アメリカ市場

アメリカでは、錦鯉の美しさとその飼育のしやすさから、多くの家庭で庭園の池に錦鯉を飼育するようになりました。特にカリフォルニア州やニューヨーク州などの大都市圏で人気が高まりました。この時期、日本からの輸入業者やブリーダーが積極的に市場を開拓し、アメリカ全土での錦鯉の普及に大きく寄与しました​ (Ornafish)​​ (Japan Koi Service)​。

ヨーロッパ市場

ヨーロッパでも同様に、錦鯉の人気が急速に高まりました。特にドイツ、イギリス、オランダなどでは、庭園文化の一環として錦鯉の飼育が広がりました。日本からの輸入業者は現地の愛好家と連携し、現地での品評会や展示会を通じて錦鯉の魅力を広めました。また、ヨーロッパの業者が日本の新潟県に直接訪れて錦鯉を購入することも一般的になりました​ (Japan Koi Service)​​ (Koi King)​。

品質管理とブランド力の向上

錦鯉の輸出が拡大する中で、日本のブリーダーは品質管理に力を入れました。全日本錦鯉振興会が主導する品評会や認定制度を通じて、高品質な錦鯉の育成とブランド力の向上が図られました。これにより、日本産錦鯉の品質が世界的に認められるようになりました​ (New World Encyclopedia)​​ (Ornafish)​。

未来への展望

今後も錦鯉の人気は世界中で高まり続けると見られており、新たな市場としてアフリカや南米などが注目されています。環境に配慮した持続可能な飼育方法の導入も進められており、錦鯉産業の発展が期待されています。

鯉に対する認識の差

こちらは実際に飼っている人たちに話を聞いたのですが、錦鯉について日本やアジア圏では骨董品的なニュアンスを持って取り扱われているものの欧米ではペットという生き物の側面が大きい印象を持っています。これが産業としての値付けにも大きく影響を与えると思っているのですが、今後また調べていきたいと思います。

参考資料

Monday, May 27, 2024

輸出品としての錦鯉

さて、今回は錦鯉のビジネスとしての基本情報を紹介していこうと思います。

 錦鯉の魅力と新潟県の輸出状況

日本が誇る「泳ぐ宝石」錦鯉。その美しい色彩と優雅な泳ぎから、世界中で愛されています。特に新潟県は、錦鯉の生産と輸出において国内外で高い評価を得ています。今回は、新潟県の錦鯉の輸出額の推移や市場について詳しくご紹介します。

錦鯉の輸出の現状

錦鯉は、新潟県の主要な輸出品となっており、2022年には県全体の農林水産物の輸出額49億円のうち、約65.9%を占める32.3億円を錦鯉が占めました。この数値は、新潟県の輸出の中でいかに錦鯉が重要な位置を占めているかを示しています

主な輸出市場

新潟県からの錦鯉の輸出先はアジア諸国が中心で、中国が最大の市場でした。しかし、2023年以降、中国への輸出が停止されたことで、欧州やアメリカ市場への進出が進められています。錦鯉の高品質と美しい色彩はこれらの市場でも高く評価されており、輸出量の増加が期待されています。

過去の輸出額の推移

新潟県は毎年「輸出入状況・海外進出状況調査」を実施しており、これによると、錦鯉の輸出額は年々増加しています。特に2010年代後半からは大きな成長を遂げており、2022年の輸出額が49億円に達したことはその象徴的な結果です。錦鯉の人気は国内外で高まり続けており、その需要は今後も増加する見込みです。

錦鯉の魅力

錦鯉は、その美しい色彩と模様、そして優雅な泳ぎで知られています。一匹一匹が異なる模様を持ち、その美しさから「泳ぐ宝石」とも称されます。また、錦鯉は平和の象徴ともされ、その価値は一匹で数百万円から1億円以上に達することもあります。これらの特徴が、国内外での人気の秘訣となっています。

まとめ

新潟県の錦鯉は、その美しさと高品質から世界中で愛されています。輸出額の増加や市場の多様化により、今後もその人気はさらに高まることでしょう。錦鯉の魅力を広めるため、引き続き品質向上と市場開拓に取り組んでいくことが期待されます。


参考リンク

- [新潟県ホームページ](https://www.pref.niigata.lg.jp)

- [全日本錦鯉振興会](https://jnpa.info)

Sunday, December 17, 2023

錦鯉の歴史と基本的な育成

   錦鯉は、その多彩な美しさで知られる観賞用の魚で、日本が原産国です。特に新潟県は錦鯉の発祥の地として知られており、19世紀にこの地で最初の品種改良が行われました。食用鯉の中から特に美しい色や模様を持つ個体が選ばれ、繁殖を重ねることで現在見られる多種多様な錦鯉が誕生しました。錦鯉の魅力はその豊かな色合いにあります。赤、白、黒、青、黄色など、さまざまな色が存在し、個体によってこれらが複雑に組み合わさっています。一般的には40cmから70cm程度に成長しますが、中には1mを超える大きな個体もいます。色合いも良く大きな個体になると高級自動車くらいの値段で取引されています。


新潟県のような清潔で酸素豊富な水環境は錦鯉にとって理想的で、庭の池や人工水槽での飼育が一般的です。夏の間は庭の池で育て、冬の間はビニールハウスで温かくして育てるという事が一般的なようです。プロの方の意見では常に温かい熱帯等で育てるとなかなか思ったように育たないとの事です。錦鯉は、新潟県をはじめとする日本文化において重要な位置を占めています。平和や繁栄の象徴とされることが多く、祭りや展示会でしばしば特集されます。コハク、タイショウサンケ、ショウア、ウツリモノなど、多くの品種が存在し、それぞれに独特の特徴があります。

先日カリフォルニアの錦鯉を専門で扱うお店に行き話を聞いてきたので、次回以降はそれをまとめてみようかと思います。

次回までにする事は

  1. 東南アジアの中でもシンガポールの市場は大きいと聞いているのでその大手の取り扱い業者と話す
  2. 錦鯉市場についてまとめる
  3. カリフォルニアで錦鯉を扱う企業のオーナーと話した件をまとめる(たぶんこれは一月末くらいになりそう)

Saturday, December 9, 2023

錦鯉を好きになった話

    色々な事情から去年くらいから新潟と大変縁が深くなっており、数えただけでかなりの回数を訪問してきているKeniです。親戚が伝之助小屋という山小屋をしていたりもして元々結構縁が深かったのですが、ここ数年本当に縁が深くなっています。さて、そんな中で県庁の入り口のところに水槽があって、たまたまそこで見かけた錦鯉を大変気に入ってしまいました。こんな理由で気に入ったとかじゃないところが単純に気に入って面白いことなのかなと思っていて自分でも結構楽しいです。この写真は以前訪問した際に見た1mくらいの錦鯉なのですがそもそもそんなに大きくなるなんて知らなかったし、見た時はあまりの大きさにかなり驚きましたね。

   とはいえ、アメリカで賃貸に住んでいて出張も結構多い生活の中でなかなか錦鯉を飼うわけにもいかないのでせめて色々調べたりそれをここで共有したりしていこうかなと思ってます。本当趣味の世界を皆に知って欲しいな!っていうのが意図です。

   さて、週一回更新予定なのですが、来週までに以下のことをしようと思っています。

  1. 錦鯉の生き物としての基本をまとめる
  2. カリフォルニアで錦鯉を扱っているお店少なくとも一社と話す
  3. 錦鯉の市場について簡単にまとめる

錦鯉関連の業界団体まとめ

さて、カリフォルニアに住んで錦鯉のイベントに参加する私が業界構造ってどうなってるんだろうと興味を持って調べてみたので下記にまとめてみたいと思います。やっぱり自分一人で錦鯉を好きでいるより同じ好きな人たちと色々話したり学びたいですからね。さて、今日は実際にお店に行って色々相談してく...