Sunday, June 2, 2024

日本の錦鯉の産業の歴史と1980年代の欧米市場への進出

 

   さて、前回は輸出産業としての錦鯉の記事を書きましたが、その欧米市場への進出についてかいてみたいと思います。

1980年代の欧米市場への進出

1980年代になると、日本の錦鯉は欧米市場での需要が高まりました。特にアメリカとヨーロッパでは、日本からの輸入錦鯉が高い評価を受け、多くの愛好家が増えました。

アメリカ市場

アメリカでは、錦鯉の美しさとその飼育のしやすさから、多くの家庭で庭園の池に錦鯉を飼育するようになりました。特にカリフォルニア州やニューヨーク州などの大都市圏で人気が高まりました。この時期、日本からの輸入業者やブリーダーが積極的に市場を開拓し、アメリカ全土での錦鯉の普及に大きく寄与しました​ (Ornafish)​​ (Japan Koi Service)​。

ヨーロッパ市場

ヨーロッパでも同様に、錦鯉の人気が急速に高まりました。特にドイツ、イギリス、オランダなどでは、庭園文化の一環として錦鯉の飼育が広がりました。日本からの輸入業者は現地の愛好家と連携し、現地での品評会や展示会を通じて錦鯉の魅力を広めました。また、ヨーロッパの業者が日本の新潟県に直接訪れて錦鯉を購入することも一般的になりました​ (Japan Koi Service)​​ (Koi King)​。

品質管理とブランド力の向上

錦鯉の輸出が拡大する中で、日本のブリーダーは品質管理に力を入れました。全日本錦鯉振興会が主導する品評会や認定制度を通じて、高品質な錦鯉の育成とブランド力の向上が図られました。これにより、日本産錦鯉の品質が世界的に認められるようになりました​ (New World Encyclopedia)​​ (Ornafish)​。

未来への展望

今後も錦鯉の人気は世界中で高まり続けると見られており、新たな市場としてアフリカや南米などが注目されています。環境に配慮した持続可能な飼育方法の導入も進められており、錦鯉産業の発展が期待されています。

鯉に対する認識の差

こちらは実際に飼っている人たちに話を聞いたのですが、錦鯉について日本やアジア圏では骨董品的なニュアンスを持って取り扱われているものの欧米ではペットという生き物の側面が大きい印象を持っています。これが産業としての値付けにも大きく影響を与えると思っているのですが、今後また調べていきたいと思います。

参考資料

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